研究室の文化財調査に基づき、国登録有形文化財へ答申された旧城下町・白河(福島県)の藤田記念博物館で記念講演を行いました。「藤屋建造物群の歴史的価値」をテーマに、町家といっても、京町家とは異なり、隣の町家と距離をもち、場合によって門を構える建築的な特徴を解説しました。また、東北地方の地方色豊かな町家の視点のなかで、座敷蔵のなかでも、日本海側と白河の座敷蔵の意匠的な比較についてお話ししました。
また、研究室ではみちのくの玄関と称される白河の歴史的建造物を継続しており、この機会に、寺院建築の実測調査も実施しました。