九州大学総合研究博物へ訪問し、
シンポジウム「Funiture for Future 使いながら守る・つなげる 新たな仕組みとしかけの提案にむけて」に参加しました。
連動展示で、
大学移転に伴いレスキュー・リペアされた家具で構成された展示も拝見。
コンパクトな展示室でありながら、
学術的価値やレスキュー活動の意義がとてもわかりやすく解説されていて、
なおかつ、
時を重ねた家具が醸し出す雰囲気も楽しめる構成でした。
展示室の一角に、
私の研究室紹介のパネルも設置いただけました。
展示をみながら、
歴史的建造物の調査や保存修復にも、
やはり建物とともにあった家具の視点が
多様な再生のあり方から考えても、
重要だと実感しました。
シンポジウムでは、
木製家具の評価や保存再生の参考として、
「よみがえる民家と古材 木を活かす伝統の知恵」をテーマに、
日本建築は伝統的にはスクラップ・アンド・ビルドと異なり、
リサイクルや資源節約の意匠や技術を備えるお話しをしました。
シンポジウム会場となった旧工学部本館・大講義室